「世界の屋根」ヒマラヤ山脈の北側に広がる、漢字では西蔵。簡称は蔵。古くは吐蕃(とばん)と呼ばれた。主都はラサ。古くからチベット人はカム(東部,チャムド地区),ウェイ(中央部),ツァン(西部),アムド(北東部)の4区に呼び分け,ラサを中心としてダライ・ラマによるラマ教(チベット仏教)に基づいた政教支配が続いたが,生まれ変わりを信じ、一心に五体投地を繰り返す人々、白く輝くヒマラヤの峰、エメラルド...
2021-03-31
チベットの住宅はデザイン上のわずかな差異を除けば、目だった建築上の大きな違いというものはない。住宅は太陽光をもっともよくとり入れることができるように、南に面して建てられるのが習慣である。建築資材は主に石かレンガで、通常1階建ての建物の後方には2階建ての建物が併設される。窓や扉は黒いセメントで縁どられる。古代、薪は泥棒に盗られないように屋上に貯蔵された。この風習がファッションとして残り、屋上に...
2021-03-31
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