チベツト文化圏国際旅行会社
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マニ車とくらしの中の信仰(オム・マニ・ペメ・フム)




様々なマニ車

マニ車には、真言を唱えながら手で回すものが代表的である。手で回す小型のマニ車を「マニ・ラコー」という。微信图片_20230708214415.jpgチベットの老人たちは時間が許す限り、この「マニ・ラコー」を回す習慣がある。僧院本堂にあるマニ車は、「マニ・ラカン」といい、高さ2~3メートル、直径3~4メートルの大きなものまである。また、マニ車には自然の力を利用して回転させるものもある。川や滝の水力で回るマニ車(「マニ・チュコー」)、灯明の熱で回る紙製のマニ車、自然の風で回るマニ車などがある。

マニ車の経文

マニ車に巻かれている経文「スン」の中身は様々であるが、大多数は真言「オムマニペメフム(観音の真言)」である。「オムマニペメフム」が何千回、何万回と繰り返し書かれており、その分量はマニ車の大きさによって異なる。時には、「オムマニペメフム」の他、パドマサンバワ(蓮華生)、ジャムペーヤン(文殊菩薩)、ドルマ(タラ菩薩)などの真言もみられる。心身込めてマニ車を回せば、回した分量の真言を唱えたことと同じ功徳があると言われている。


マニ車は神聖なもの微信图片_20220824194537.jpg

チベット人は、マニ車に巻かれている経文「スン」だけを買ったり僧院から入手したりして、マニ車を作ることもある。この場合、マニ車の上下、表裏を絶対に間違わないように巻き上げることが大切である。経文を間違って巻くと回しても正しく真言を唱えたことにならず、間違って巻いた人には悪い業が生じ、それを知らずに使用した人には功徳が少なくなると考えられているからだ。マニ車は、「スン」を正しく巻いて、高僧に「ラプネ」(「入魂の儀式」)を受けて初めて使用可能となる神聖なものである。


オム・マニ・ペメ・フム

くらしの中の信仰(オム・マニ・ペメ・フム)

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「オム・マニ・ペメ・フム」(Om・Mani・Padme・Hum)は、チベット仏教徒によって最もよく唱えられている真言(マントラ)である。チベットでは、このマントラを声に出したり、岩やマニ車、ヤクの頭蓋骨などに彫られたり書かれたりしたものを多く見かける。ほとんどが仏教徒であるチベット人は、慈悲の化身である観音菩薩のこの真言を唱えることによって、悪業から逃れ、徳を積み、苦しみの海から出て、悟りを開く助けになると信じているのである。

真言(Mantra)とは?


真言は他の言語に翻訳することが難しく、この質問に対して明確な答えを出すことは難しい。「オム・マニ・ペメ・フム」(Om・Mani・Padme・Hum)は、細かく分けるとオム・マ・ニ・ペ・メ・フムという六つの真言(Six-syllable mantra)で構成されている。ダライ・ラマによると、これら六つの真言は、私たちの不浄な身体・言葉・思考を、完全に統一された秩序と知恵の教えの道に導くことにより、仏陀になれるということを意味しているとのことだ。

以下、「オム・マニ・ペメ・フム」(Om・Mani・Padme・Hum)を四つに分けて簡潔に説明した。

  • オム(Om)

私たちの不浄な身体・言葉・思考とともに、高尚純粋な釈迦の身体・言葉・思考を表している。「悟りの道を開いて純粋な境地に到達したとき、過去の不浄から負の属性を取り除き、不浄な身体・言葉・思考も変わることが出来る」と釈迦は説いている。その意味がこの言葉に集約されている。

  • マニ(Mani)

宝石を意味する。秩序、慈悲、他者への思いやりなど悟りを開くための要素を表す。「宝石が貧困をなくすことができるように、利他主義的な悟りの境地は、貧困・孤独を取り除くことができる。宝石が私たちの望みをかなえてくれるように、利他主義の心によって悟りを開き、私たちの望みは実現される」とダライ・ラマは言う。

  • ペメ(Padme)

蓮を意味する。知恵を表す。泥の中に生えていても泥に染まらない蓮は、私たちを矛盾から救い出す知恵の本質を示している。

  • フム(Hum)





  • ツァンパを撒く習慣


分離できないものを意味する。秩序と知恵が調和することにより至る純粋なる境地を表す。微信图片_20230709113413.jpg

特別な日、チベット人は、ツァンパ(チベット人の主食で、大麦を炒って粉にしたもの)を空にパラパラと撒く。この風習は、チベットに仏教が導入される以前に遡る。

チベット人は、感謝の気持ちを込めて、食事の前に食物を神仏に捧げる習慣がある。ツァンパを撒く習慣もここから来ているものだろう。ツァンパを撒く風習は、7世紀以降、王侯貴族の就任式や結婚式などで縁起と繁栄への徴として、さらに13世紀以降、階級、貧富を問わず、誕生日や結婚式、小さいな儀式においてもツァンパを空にばら撒く習慣がチベット全土に広まった。



                                     

                                                                                                                                                                                                                                                                                                                                           ツァンパ(煎った小麦粉)で神仏を崇拝するチベットの人々

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