高山病対策 ~チベットを元気に旅する秘訣あり~標高3,000mを越すチベット高原を快適に旅行するためには、高山病対策が欠かせません。正しい知識と積極的な順応行動により「快適で楽しいチベット旅行」を目指しています。長年チベツト自治区での高所トレッキングやチベットへのツアーを手配してきた経験から、現地での体調管理(=ガイド、添乗員などからのフォローアップ)、万が一の場合のケア(海外旅行保険の加入のお願い、酸素ボンベや緊急加圧装置などの携行)まで万全の体制で臨んでいます。しかし世の中には、急激に標高を上げる様なハードスケジュールを組んだり、高山病の知識を持たないガイドを同行させるような旅行会社が多数存在しています。これでは、旅行中ずっと寝込んでいて、全く楽しめない原因となるばかりでなく、一歩間違えば、命に関わる事態を招きかねません。せっかくのチベット旅行、旅行社なら万全の対策でお手伝いしますので、安心してご旅行いただけます。 カイラス巡礼の最高地点ドルマラ峠(5,660m)にて 高山病とは標高の上昇にともない、気圧が下がり、空気中の酸素分圧が低下するため、酸素の摂取量が減り、人体に生じる症状の総称が「高山病」です。例えば酸素量は、海抜約3,650mのラサ(富士山の頂上とほぼ同じ)では、海抜0m地点の3分の2程度になります。一般的に初期症状として頭痛、食欲不振、下痢、吐き気、立ちくらみ、疲労感・脱力感、手足のむくみ、睡眠障害など。突然命取りとなるような症状が現れることは稀なので、必要以上に心配することはありません。ただし、体には大きな負荷がかかっている状態ですので、更に大きな負荷をかけると重度の高山病に悪化することがあります。高所において負荷のかかる行動が何なのか知り、それらを行わないことが重要です。 高所での順応行動
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